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2007年7月16日 (月)

沖縄と「一国二制度」

よく公職選挙法の関係で、「公示後にはブログに政治的なことを書けない」といった記事を目にします。個人のブロガーにもどの程度適用されるのでしょうかね。制限事項の「文書図画の頒布」や「文書図画の掲示」に抵触するのでしょうか。

ふだんメディアで大きく取り上げられる年金や不祥事以外にも、参院選には、日本の将来を考える上で忘れてはならない重要な争点があります。日本の将来にも大きく影響する重要な選挙なのに、政治家の失言や「政治とカネ」をめぐるスキャンダルばかりが注目され、与野党も本格的な政策論争には至っていないのが残念です。日本の国益が大きく損なわれてしまったら、年金どころではなくなってしまいます。

さて、中国は、香港やマカオの返還時に「一国二制度」というかたちをとりました。この制度は1970年代に、政治は一党独裁、経済は資本主義導入という矛盾をはらむ改革開放路線を打ち出した鄧小平が、台湾問題を解決するモデルとして提案したものです。その「一国二制度」の創設を望む声が、沖縄にあることを注視してます。

沖縄は、本土と東南アジアのほぼ中間に位置するという優れた立地条件を生かし、香港に代わって国際都市にしたいというものです。沖縄はかつての琉球王国時代、日本と中国と東南アジアの結節点として、交易によって大いに栄えた歴史があります。中国共産党の領土回復のために編み出した「一国二制度」にあこがれを感じているのでしょうか?

民主党は、「自立・独立」、「一国二制度」、「東アジア」、「歴史」、「自然」の5つのキーワードが、沖縄の真の自立と発展を実現するための道標となると考えています。

しかし、尖閣諸島ばかりか「琉球は本来、中国の領土」とさえ言う中国軍。今、資源開発の名目で海洋調査船や駆逐艦を沖縄近海に出没させている実情は、沖縄県民が「一国二制度」という甘い言葉に釣られたり、米軍基地撤廃での経済振興ばかりに目を奪われている場合ではないと思うのですが。民主党は中国の意向を反映した公約を掲げているように見えます。外国人に参政権を与えるとか、沖縄に一国二制度とか、中国に沖縄を献上するような公約を掲げています。

民主党政策集

沖縄を連邦分権型国家のモデル県と位置づけます。沖縄はその歴史や地理的特性により「一国二制度」を他県に先行して導入するのに適しているからです。沖縄本島以外にも多くの離島が存在し、画一的な保険制度の適用にそぐわない等、沖縄の自立と発展のために「一国二制度」の実現が必要であるという観点から、全県自由貿易圏(フリートレードゾーン)構想をはじめとし、沖縄が地方分権の先がけとなるような諸政策を推進します。

2006年7月16(日) 沖縄タイムズより
自立型経済の構築に向けた方策として、大島敦(民主党)衆院議員は「(法律などに縛られず)県知事が自由に政策決定できるようなことが必要」と一国二制度、大幅な規制緩和の必要性を説き「(離島県としての)交通アクセスをよくするための航空燃料税の軽減による運賃の値下げ、自由貿易地域を拡大して県全体に広げて、沖縄の独自性や特殊性を確保すべき」と語った。

民主党 「一国二制度」で自立推進 「沖縄ビジョン」最終報告
沖縄県紙『琉球新報』より 2002年8月27日

民主党(鳩山由紀夫代表)の岡田克也政調会長や党内の沖縄作業チームメンバーらは26日午後、県庁で記者会見し、地方分権の先駆けとしての「一国二制度」の発想と手法で、沖縄の自立・独立の推進を目指す党の沖縄政策「民主党沖縄ビジョン」最終報告を発表した。全県自由貿易地域構想やビザの免除などアジアとの交流促進を掲げ、今後は地元の有識者らでつくる協議会と意見交換を続け、政策の実現を目指す。

同政策は具体策として
1.在沖米軍の大幅な縮小
2.「沖縄を活かす」産業による自立
3.アジアから人が集う教育
4.自然環境の保護

の4つの分野で構成。「自立・独立」「一国二制度」「東アジア」「歴史」「自然」の5つのキーワードが「沖縄の真の自立と発展を実現するための道標」と位置付けている。
 在沖米軍に対しては、日米地位協定の大幅な改正、SACO最終報告の早期実施とSACO2の設置など6項目の政策を掲げ「大幅な縮小を目指す」と強調する。
 民主党は1999年に「沖縄政策」を発表、「日米地位協定の見直し案」などを提示してきた。これら政策のさらなる具体化を目指そうと、沖縄に調査団を派遣、今年5月に地元有識者や労組代表らでつくる「沖縄ビジョン協議会」を設立するなど、新しい沖縄政策の策定作業を進めていた。

北朝鮮、参院選を注視 “宿敵”安倍の退陣願い
07/01 04:35  産経デジタルのニュース・ブログポータルサイト イザ

北朝鮮が、7月29日に投開票される参院選の行方を注視していることが30日、分かった。北の拉致事件や核・ミサイル実験を受け、安倍晋三政権は対北制裁を強めている。金正日(キム・ジョンイル)総書記の“金づる”だった朝鮮総連も青息吐息だけに、将軍さまとしては日本の「天下分け目の戦い」を祈るように見つめているようだ。

 消息筋によると、6月21日、米国のヒル国務次官補と北の金桂冠(キム・ゲグアン)外務次官が平壌で会談した。そのなかで、ヒル次官補が日本との話し合いに前向きに取り組むよう要請すると、金次官は「参院選が終わるまで様子を見る」という趣旨の発言をしたという。北の将軍さまの望みはズバリ、安倍首相の退陣とみられる。安倍首相は拉致問題で名をはせ、制裁でもギリギリ北をしめつける圧力路線を突き進んでおり、北にとっては“宿敵”だからだ。

 参院選は「消えた年金」問題などで自民党は逆風ムード。もし、大敗を喫した場合、安倍首相の責任論が浮上することは間違いない。北の思惑どおりになってしまうのか!?

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コメント

沖縄について、ちっとも知らないことでしたので、しっかり拝読しました。民主党が余りにもだらしがないから、選挙に楽しみがないのです。マスコミは、阿部さんを批判するのには熱心ですが、そしたら誰なら良いのかという事はサッパリ聞こえてきません。もし、民主党になったら、マタマタ一杯批判だけはするでしょうね。
 阿部さんのやっていることも、よいことは良いと認めないといけません。少なくとも、オザワなんぞよりは・・・オゾマシイ・・・本当に政策本位で、一度バラバラにしてからまとめないといけない。民主党にも、若い人で、希望のもてそうな人がいますし、自民党は、もう、旧態依然たる利権屋が、未だに後ろから足を引っ張っています。本当にノンポリで・・リベラルと言いましょうか・・・政策本位、人物本位で選びたいですので、ミーシャさんの政策判断を期待しています。

投稿: 山口ももり | 2007年7月16日 (月) 06時53分

ももりさん、コメントありがとうございます。
小沢代表の言うように、政権交替があった方が望ましいとは思いますが、野党が国益を損ねる政党ばかりでは安心できませんね。この選挙でどちらが過半数をとれるか分かりませんが、いずれにしろ護憲か改憲かで政界再編があるかもしれません。憲法問題では、与党内でも(自民党内でも)9条をめぐって意見が分かれていますし、民主党内でも分かれています。私としては分かり易いようにトレードしてほしいです(笑)

投稿: ミーシャ | 2007年7月17日 (火) 11時37分

こんにちは、ミーシャさん。

以前、TBSテレビの「日曜討論」で、もとから日本の政界事情に精通した評論家のカーチス教授は、自民党の重鎮とも親しいのですが、冒頭の発言で、安倍内閣の支持率はもう議論以前の水準で、30%もあるのはおかしい、と言い出した。そして、「国民は他にやらせるべきと思う党なり、人なりが見当たらないからだ」と、民主党がだらしないからだ、とも指摘した。

専門分野では、無いのですが、誰もが思う事は同じで、双方とも選挙の為の政治になっている様で政策論争が見られないのは事実で、与野党共に切磋琢磨出来る真の政党であるべき姿が必要ですね。
年金選挙とも言われていますが、仰る通り、それらの問題だけではないとも思いますが、この酷い年金問題自体も先進国家では、許し難い事でもあり、それ以前の問題です。
また、国内問題では景気は良くなったと言われながら、以前の様な国民全体が思える感がなく、所得格差が増すばかりか、病院さえまともに行く事が出来ない弱者切捨ての様な社会であり、外交面でも残念な事ですが、近くて遠い国々の本質も認識すべきです。
高度経済成長期では無くなった事は、今まで見えなかった部分が見えてきたのが事実なのでしょうが、これからが政治の正念場である事は、確かですね。

投稿: SUKIPIO | 2007年7月18日 (水) 13時17分

SUKIPIOさん、コメントありがとうございます。
このコロンビア大学教授は、安倍政権が発足当時にも分析していましたね。一見タカ派色が強く右寄りと言われる安倍総理が、意外にも現実路線を選択したことを評価していました。米国は経済的にも軍事的にも中国が大事なので、日本が対米従属のみにこだわり、中国との積極的な関係改善に抵抗すると、バッシングしてくるようです。

>これからが政治の正念場である事は、確かですね。
参院選の結果次第では、自民党内の抵抗勢力が再び力を持ち始め、昔の自民党にもどってしまうでしょうね。最悪の場合は野党の力が勝ってきて、中国やコーリアの言いなりに。国内の問題は、年金にしろ、格差、政治と金など山積してますが、与野党問わず、政治家全員にお灸をすえたい心境です(苦笑)

投稿: ミーシャ | 2007年7月20日 (金) 22時34分

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