« 身体検査 | トップページ | 参院のドン »

ポスト安倍に暗雲

拉致被害者家族の蓮池透さんの著書「奪還 引き裂かれた二十四年」。一部分を引用させていただきます(新潮社)。 本日、自民党総裁選に出馬表明した福田康夫さんのことが書かれています。小泉内閣の時、官房長官でしたね。

福田氏は断定的な口調で生存者の現状を説明しました。でも、他に亡くなった方がいると聞いて、手放しで喜べるはずがありません。(中略)私の母が「家族会は一つの家族のようなものです。こんなふうに別々に発表しないで、みんな一緒の場でやってほしい」と訴えると、「黙って聞きなさい。あなた方の家族は生きているのだから」福田官房長官はそう言って、両腕でわれわれを押さえつけるような仕草をしました。まるで、なぜ自分たちに感謝しないのか、とでも言いたげな口ぶりでした。

蓮池さんに限らず、北朝鮮による日本人拉致問題に関し、福田さんは「終始冷淡な態度をとっていた」 と家族会は語っています。

官房長官だった福田さんと副長官だった安倍さんが、拉致問題で対立したことがありました。 よど号メンバーの元妻が、有本恵子さん拉致を証言後、 有本さんの両親に小泉首相が面会し、拉致問題解決に積極姿勢を見せて以後、安倍さんの音頭を受け「拉致問題プロジェクトチーム」を立ち上げました。これに対して福田さんが、「やめてくれ」と噛みついたそうです。

また、台湾の李登輝前総統が病気治療目的で来日を希望した際に、 中国への配慮から、河野洋平外相(当時)と共にビザ発給に反対しました。福田さんは、中国共産党政府に太いパイプを持つ親中派らしい。

2005年、福田さんは核兵器保有について、 「私個人の理屈から言えば持てるだろう」 と発言。さらに非核3原則についても、「今は憲法だって変えようという時代だから、国際情勢の変化や 国民が持つべきだということになれば、変わることもあるかもしれない。」 と。

福田さんは、社民党の議員かと思われるような言動の多い人です。 ということは、小沢民主党と政策が変わらないかもしれません。思えば、安倍さんが参院選で大敗しても辞めなかったのは、後継に福田さんが就くのを懸念したためかもしれません。だって、安倍さんと福田さんでは、180度違うからです。中国と朝鮮半島に優しい福田さんが首相になったら、安倍さんのように連日連夜マスコミからイジメを受けることはないでしょう。朝日新聞も、以前から福田さんを応援してましたからね。

昨今のマスコミによる扇動ぶりを嘆いていましたら、上智大学の渡部昇一教授による興味深い記事を発見。

「特に新聞の影響を受けているのは、政治家のグループは宮沢派である。彼らは朝日新聞と同じ意見なら、失脚しないことをよく知っている。それは新聞は民の声である、新聞こそが世論である、新聞こそ民主主義であるという思い込みを強くもっているグループだからである。そうでないにしても、渡世の術として朝日新聞の主張は無視することはできないと思っている。そうでないと国民世論を敵に回すことになるという錯覚陥っている。この風潮は政治家だけでなく、あまねく各界に広まっている。」
http://www8.ocn.ne.jp/~senden97/index.html

朝日新聞は、戦前は大本営の、戦後しばらくはGHQの、そして今は中共の手先と化しています。もうこれは中共やコリアの工作員と言っていいくらい。戦前の日本を全否定し、日本を侵略国家として悪しざまにののしる。朝日人というのは、自分たちは「日本人」ではなくて、「地球市民」だと思っているのでしょう。それも、なぜか中華思想の染み込んだ地球市民なのです。しかし、彼らのの好きな中国共産党政府は、核保有の軍事力、他民族への侵略、言論の制限、一党独裁、死刑執行者数世界一、法治国家でなく人治国家など、どれをとっても彼らの最も嫌うことばかりやってるんですけどね。韓国も、ベトナム派兵や保導連盟事件、済州島四・三事件などで自国民を大虐殺してますね。他国の悪には一切目をふさぎ、その国に謝ったり、隷属したがったりし、それで自分が善人のつもりになるようです。 中国にユートピアでも見出しているのでしょうか? それとも、いつの日か、中国がアジアの覇権を握った時のために保険を掛けてるのでしょうか(苦笑) 進歩的文化人と言われる人々が、日本がソ連に占領された場合を想定して「親ソ容共」の保険を掛けていたのと同じように。彼らは、ソ連と中国の核は綺麗で、米国の核は汚いなんて、訳の分からないことを平気で口にします。金日成を、世界で最も尊敬する人と言ったりする日教組。

筑紫哲也、鳥越俊太郎、古館一郎らも、テレビで偉そうに他人を罵倒してます。が、彼らの信奉する国々は何をしたか。「戦争と革命の世紀であった20世紀に、ナチズムの犠牲者2,500万人、共産主義による犠牲者は全世界で一億人を数える。なぜナチズムが今なお断罪され、共産主義はされないのか? 民族・人種によるジェノサイドと階級・思想によるジェノサイドはどこが違うのか。」と訴える「共産主義黒書」。

◆「共産主義黒書」

 平成9年(1997)にフランスで刊行された「共産主義黒書」
は、共産主義の犯罪を厳しく検証しています。編者ステファン・ク
ルトワによると、共産主義による犠牲者は、8,000万人から
1億人にのぼるとされます。この数字は、ヒトラー・ナチズムによ
る犠牲者数とされる2,500万人を軽く上回ります。本書は、
恵雅堂出版から今年中には翻訳が刊行される予定と聞きます。

 クルトワは同書において、共産主義体制により殺害された犠牲者数の国・地域別の一覧を提示しています。それによると、下記のようになっています。

 ソ連       2,000万人
 中国       6,500万人
 ベトナム      100万人
 北朝鮮       200万人
 カンボジア     200万人
 東欧         100万人
 ラテンアメリカ    15万人
 アフリカ       170万人
 アフガニスタン  150万人
 コミンテルンと権力を握っていない共産党      約1万人
----------------------------------
 総計         約1億人


 ソ連と中国における犠牲者が圧倒的に多いわけですが、ソ連に関してはかなり控えめの数字です。次に書くように、6,200万人という数字も出されているからです。

◆ソ連の場合

 兵本達吉氏(元共産党代議士秘書)によると、1997年11月6日、モスクワ放送は「10月革命の起きた1917年から旧ソ連時代の87年の間に6,200万人が殺害され、内4,000万が強制収容所で死んだ。レーニンは、社会主義建設のため国内で400万の命を奪い、スターリンは1,260万の命を奪った」と放送しました。

 このうちスターリン時代に関しては、マーティン・メイリア教授(カリフォルニア大学バークレイ校)が、最低2,000万人という数字を提示しています。内訳は、強制労働収容所の死者1,200万人、1937~39年の処刑者100万人、農業集団化の犠牲者600万人~1,100万人などです。

 なお、第2次世界大戦でのソ連の死傷者数は、平凡社「世界大百科事典」によると、1,200~1,500万とされます。戦争よりも共産主義の方が、ソ連の人々に大きな犠牲を生み出したようです。
 
◆中国の場合

 毛沢東は、1957年2月27日、「49年から54年までの間に80万人を処刑した」と自ら述べています。(ザ・ワールド・アルマナック1975年版)。周恩来は、同年6月、全国人民代表大会報告で、1949年以来「反革命」の罪で逮捕された者のうち、16%にあたる83万人を処刑したと報告しています。また、42%が労働改造所(労改、強制収容所)に送られ、32%が監視下に置かれたと述べています。毛沢東は、その後もさまざまな権力闘争や失政を続けましたが、丁抒らの研究によると、大躍進運動と文化大革命によって、2,000万人が死に追いやられたとされています。

 「共産主義黒書」では、ジャン・ルイ・マルゴランが、ほぼ信頼できる数値として、内戦期を除いた犠牲者の数を、次のように総括的に提示しています。

・体制によって暴力的に死に至らしめられた人
           700万~1,000万人(うち数十万人はチベット人)
・「反革命派」としてラーゲリに収容され、そこで死亡した人
           約2,000万人
・1959~61年の「大躍進期」に餓死した人
           2,000ないし4,300万人

◆日本の場合

 「共産主義黒書」に掲載されいるかはわかりませんが、我が国には、ソ連によるシベリア抑留問題があります。 大東亜戦争(太平洋戦争)の末期、共産主義ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄して、満州・樺太等を侵攻しました。さらに、スターリンは国際法を無視し、日本人を俘虜として抑留し、シベリア等の各地で強制労働を課しました。わが国の厚生省援護局の資料によると、抑留者は約57万5,000人、うち死亡者は、約5万5,000人とされています。また、ロシア側の研究報告によると、抑留者は約54万6,000人、うち死亡者は、約6万2,000人とされています。(「はるかなシベリア・戦後50年の証言」北海道新聞社)

|

« 身体検査 | トップページ | 参院のドン »

政治」カテゴリの記事

コメント

漠然とは聞いていましたが、具体的な数字は初めて見ました。どうして、みんなが知ろうとしないのでしょう。阿部さんの事、私のブログに書きましたが、皆さん阿部さんに同情です。確かにトップに立てる人材ではなかったのでしょう。けれども、マスコミの偏向報道も酷かった。それと、やっぱり、彼自身、説得力と言うか、言葉による表現力というか・・・やっぱり、ちょっと文学的な素養も欲しかったと思っています。「美しい国」なんて・・・チンプな表現、やっぱり「まほろば」と言った人の方が上やなあ。

投稿: 山口ももり | 2007年9月14日 (金) 08時08分

こんにちは
政とは何が起きるか解りませんね。
トップに上るまでは優秀でも、トップになると崩れてしまう。よくあるパターンですね。
基本的には、見守ることや育てようと言う・・心の暖かさ
が、日本人に無くなってきている。
ゆとりのない社会と言うことではないでしょうか。
安倍さんには、これにめげずに這い上がってほしいですね。安倍さんの後は、福田さんでしょうか。
彼は、物事を調整する能力には長けていると思うので、
折衷案で落ち着くのではないでしょうか。
国家のヴィジョンがあるとは思いません。
麻生さんの方が熱いのではないでしょうか。
それなりに、中国や近隣諸国、アメリカとも付き合うでしょう。次の総理大臣が大事なのでしょう。
争い毎をしない人は尊敬しますが、こと国のことですから強い姿勢で望んでほしいと思います。
テロ特措法も一時凍結、撤退もあるのではないでしょうか、6カ国協議も変化するかも知れませんね。
山崎の金儲けにならないようになることを祈る場狩りです。シリアとの関連性などアメリカは北朝鮮どころではなくなるかも知れません。
この間、アメリカを旅した時、アメリカは本当に弱体化しています。アジアマネーが日本に集中する可能性もあります。日本は構造改革を急がないとアメリカからむしり取られますよね。
アメリカは日本に頼るしかないので、強気な外交戦略を
と願っています。
もっと強気な人が良いのですが、日本的に調整能力のある福田で落ち着くのでしょうね。
いつまで立っても手ぬるい日本=共産党化する日本。
弱腰外交日本。

投稿: kju96 | 2007年9月15日 (土) 13時01分

ももりさん、コメントありがとうございます。
安倍さん辞任と福田さん後継が決まりそうで、産経新聞ががっくりしてましたが(自民党を応援している新聞ではないですからね、あくまで自民党保守派の応援団)、いよいよ小沢さんの政治資金問題を取り上げてます。今までも産経だけはその記事を書いてきましたが、小沢民主党が政権奪取したら、もっと書くでしょうね。
安倍さんに関しては、批判ばかりでなく、歴代の総理大臣が手をつけられなかった法案を幾つも通してますから、その功績も称えなくては公正ではないですね。でも、文部科学相の諮問機関である中央教育審議会は18日、政府の教育再生会議が提言していた道徳の教科化を見送り、改定作業を進めている次期学習指導要領ではこれまでと同じ位置づけにする方針を固めました。また、再生会議は道徳を名称変更し、「徳育」とすることも求めていましたが、中教審は名称変更も見送る方針。教科化見送りは、安倍晋三首相が辞任を表明し、教育再生会議の影響力低下の可能性が高いことが背景にあるとみられてます。
福田さんは、自民党が参院選で公約した「3年後の憲法改正案発議」は事実上棚上げする意向を表明しました。
やっぱり、自民党の保守派が少数派なので、安倍さん辞任でせっかくの改革が頓挫してますね。

投稿: ミーシャ | 2007年9月19日 (水) 08時09分

kju96さん、コメントありがとうございます。
自民党の保守派が10年続けば成果が見られ、国内での反日的活動もかなりなくなると思っていたのですが、安倍下ろしに見られるように日本の左翼系マスコミや有識者のすさまじい抵抗が! 今度は産経新聞など保守派の反撃が小沢民主党に対して始まることと思います。始まっていますね。党首の小沢さんが巨額な政治資金問題を抱えていますからね。
山崎拓さん、「北朝鮮の核兵器、やらせてよかった」という発言が批判されてますね。どこまで悪あがきをしたら気がすむのでしょう。安倍さん退陣で彼らが台頭するようでは自民党もオシマイですね。今、自民党に何にも期待してません。少数の保守派には頑張ってもらいたいとは思いますが、多勢に無勢ではなかなか逆転が難しいですね。しかし、何が起こるか分からない政界ですから諦めてはいません(苦笑)
米国が民主党政権になれば、日本にとって不利なことばかりではありませんから、意外な展開があるかもしれません。米民主党が力を入れている人道問題など、世界で一番非人道的なことをしているのは中国や北朝鮮ですからね。今は、ブッシュ政権が成果を示すために北朝鮮に宥和政策をとっていますが。
共産党化する日本・・・確かにそうですが、ヨーロッパや米国も政権交替は当たり前のようにしてますね。冷戦後、イデオロギーの対立がなくなった分、与野党がどこの国でも接近しているとも言えます。ただ、日本は特殊ですね。共産化のスタートが、敗戦後のGHQ政策に端を発していたり、反日的なのも疑問です。対外政策の基本的な部分は与野党一致していてほしいです。そうでなければ国際的な信用をなくしてしまいますからね。国益第一でやってほしいです。  

投稿: ミーシャ | 2007年9月19日 (水) 08時55分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 身体検査 | トップページ | 参院のドン »