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「ISAF地上軍参加合憲論」(小沢理論)

民主党の小沢党首の資金管理団体「陸山会」が政治資金で購入したマンションから家賃収入を得ていた問題を報じた毎日新聞の記事について、小沢党首は、「政治的思惑でもって意識的に誹謗中傷した報道だ」と述べました。何を今更、小沢党首は! 毎日新聞が安倍内閣時に酷い偏向報道をしていたことを知らないとでも言うのでしょうか? 毎日新聞も、以前から問題にしなければならなかったわけで、何故この問題を今になって(10月9日)一面トップで報じたのか不思議です。周知の事実を故意に報じず、安倍内閣の閣僚だけにじぼって「政治と金」の問題を糾弾していましたからね。まさか、毎日新聞の会長が福田首相と親戚だから・・・なんてことはありませんよね。ありかな。それとも今度は、ISAF地上軍参加を合憲と言った小沢党首が嫌いになったのでしょうか?マスコミの世論誘導には憤りを感じます。世界情勢が大きく変わろうとしている時に、政治の空白を作るべきでないからです。これでは、成るものも成らない。

民主党の最高顧問だった渡部恒三氏が、実際の活動は家賃のかからない衆院議員会館内の事務所で行われていにもかかわらず、12年間で事務所費約1億円を計上していました。 しかも、死亡している会計責任者の名前が記名押印された宣誓書を添付! これも今頃になって報じています。ほとんどのマスコミは参院選で民主党に勝たせるために報じなかった。渡部恒三氏は名誉職の最高顧問を辞めるだけで済む問題ではないと思います。

さて、小沢代表の「ISAF地上軍参加合憲論」(小沢理論)について、同党の前原副代表は、昨日の夜のパネルディスカッションで「小沢代表は民主党と合併する前の自由党党首時代の見解をそのまま述べている。小沢氏の考え方に違和感を感じる人は党内にかなりいるのではないか」と述べています。
また、前原氏は、小沢氏の国連決議至上主義についても、「常任理事国の中国やロシアなど5か国すべてが同意するか棄権をしたものしか参加できず、日本の外交の選択肢を大きく狭めることになる。わたしはそういう立場はとらない」と明言。

しかし、小沢党首は強きです。「少数意見はあるが、党の方針にしたがって行動しなきゃ党人ではない。嫌なら離党するしかない」と! 前原氏の離党が、いつになるのか楽しみになってきました。

「インド洋上の給油活動」と「ISAF地上軍参加」のどちらが合憲でどちらが憲法違反なのか。日本国憲法と国連決議、どちらを優先させるべきか。石破防衛相は、「国連が決めたら突如として日本の主権が消えて憲法9条に反しないという理論が本当に党内で賛同されているのか」 と批判しました。

小沢民主党代表:ISAFの軍事部門参加に慎重姿勢
毎日新聞 2007年10月10日

民主党の小沢一郎代表は10日の記者会見で、政権獲得後に参加するとしているアフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)について「ISAFの主力の治安維持には非常に疑問を持っている」と述べ、軍事部門への直接参加には慎重な姿勢を示した。そのうえで小沢氏は「何よりも生活が安定することが大切」とアフガンの民生を支援する重要性を強調した。

 ISAFへの参加自体については「党の政権政策の基本方針にも書いてある」と述べ、国連決議に基づく行為は憲法違反ではないと強調した。与党だけでなく党内にも慎重論があることを念頭に「少数意見はあるが、党の方針にしたがって行動しなきゃ党人ではない。嫌なら離党するしかない」と述べた。

 自身の資金管理団体「陸山会」が政治資金で購入したマンションから家賃収入を得ていた問題について、空室となった1戸は近く売却し、財団法人に貸与中の1戸は陸山会が財団法人に家賃分を寄付し、事実上家賃を受け取らない方法を検討していることを明らかにした。その他の物件は「銀行のローン完済後に売却する」と述べた。

 小沢氏はこの問題を報じた毎日新聞の記事について「政治的思惑でもって意識的に誹謗(ひぼう)中傷した報道だ」と述べた。

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コメント

こんにちは
民主党の金権体質・・自民党どころではないように
思いますが。
さて小沢先生の”ISAF地上軍参加”これもひどい話ではないですか・・国際協力は必要ですが、戦火にまみれた中に自衛隊を派遣する・・・この方が問題です。
そもそも国連なんて、有って無いようなもの・・何かといえば中国とロシア・・この二つがいる限り正義とは思わない・・前原と近い考えなのですが。
前原も若手を引き連れて民主党を出た方がいいと思うのですが、小沢に官に鳩山・・魅力は無いのですが、民主党の若手も時代を読めないのでしょうか・・これでは有権者の心はつかめないですね。
中国を外してユーローとロシアを結ぶシベリア連合など如何でしょうか・・・ロシアは経済が潤うこととアメリカを排除すれば参加するのではないでしょうか。
新たな経済と文化圏が出来るように思いますが。
中東も静かになります。中東とアメリカで解決してもらう(笑)世界を変えるような政治家が待たれますね。

投稿: kju96 | 2007年10月12日 (金) 14時57分

本当にマスコミは異常です。破壊する事しか興味がないみたい。前原氏、この際、徹底的に発言した方が、今後の、彼の政治活動の展望には、プラスになると思います。小泉さんみたいにネ。こんんな所で妥協するようじゃ・・・ア・カ・ンなあ。それにしても、民主もだらしない。これは、わかりきってたことですけど。

投稿: 山口ももり | 2007年10月13日 (土) 09時10分

kju96さん、コメントありがとうございます。
そうですね。民主党も自民党も金権体質には差がないようですね。マスコミが騒ぐか黙視するかの問題です。政権与党に厳しくなるのは仕方ないという見方もありますが、参議院第一党の民主党になったわけですし、議員としての責任は同じですから、偏向報道は良くないですね。国連主義とは、日本の主権無視であり日本消滅に近い主義です。国連結義より日本国憲法が優先させるべきで、それは世界の常識でもあります。中国と米国を外した『ユーローとロシアを結ぶシベリア連合』ですか! 面白いですね。中国と米国には世界の覇権を握る競争をさせておいて(苦笑) ただ、ロシアは他国と仲良くやっていけるでしょうか? ロシアのプーチン大統領は就任当初から、石油と天然ガスの利権を使って、冷戦後に弱体化したロシアを再び強い大国にする戦略を進めてきましたが、今や世界に対する影響力を飛躍的に拡大してきてますね。プーチンは、アラブ諸国や中国、ベネズエラなどの非米的な国々と連合をつくっているのが気になります。日本は、米英かロシアかといったら米英を選ぶのでしょうね。日米同盟に変化が出始めている今も、その呪縛から逃れるのを恐れています。日米同盟は大事ですが、今までのように頼りすぎるのは良くないと思います。

投稿: ミーシャ | 2007年10月13日 (土) 23時41分

ももりさん、コメントありがとうございます。
前原さんの発言と呼応するかのように、小泉元首相が政界再編に向かうかのような動きがあると報じてますね。いずれは再編することになるのでしょうね。その時期がいつになるのか・・・。麻生さんの近著「自由と繁栄の弧」のなかで、
「いまや日本人は新たな自画像を持ちたいと切望しているのだと思います」
「民主主義、自由、人権、法の支配、そして市場経済、そういう『普遍的価値』を、外交を進めるうえで大いに重視してまいりますというのが「価値の外交」であります」
と、書いてます。つまり、中国や北朝鮮は外れますね。麻生さんが表舞台に出てきたら、その主張はハッキリしていますので記憶に留めておきたいと思います。

投稿: ミーシャ | 2007年10月13日 (土) 23時55分

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