« アサヒる | トップページ | チベットを黙殺する人々 »

残念な現実

先月、不祥事続きのNHKの新会長に外部から約20年ぶりに前アサヒビール相談役の福地茂雄氏(73)が就任し、挨拶の冒頭で記者らによる株のインサイダー取引問題に触れ、「コンプライアンス(法令遵守)という当たり前のことから始めなければならないところに、NHKの残念な現実がある」と述べたそうです。

この「残念な現実」という言葉に敬意を表したい(苦笑)
国営放送が当たり前のことをやってこれなかったわけで、コンプライアンス違反もさることながら、多大な偏向報道も然り。大阪府の新知事・橋下氏も「もう(NHKの)スタジオ出演はしない」と言うほど。
ただ、NHKのみならず、私たちのまわりには残念な現実が多くありますね。

永住外国人に地方参政権を付与する立法の実現を求める集会が国会内で開かれたそうです。 公明党、民主党、共産党の議員らもこの会合でスピーチを行ったそうです。一般紙の報道はないようですね。何故このような重要なニュースを、日本のマスメディアは報道しないのでしょう。ネットでさまざまな記事が読めるようになって、ますます偏向報道を確信してしまうわけですが、この法案と人権擁護法案の核心は、日本の安全保障に関わるものであるだけに大々的に報道してほしいものです。

人権擁護法案や永住外国人地方参政権付与法案の提出・成立に向けた動きが顕在化し始めたのは、保守派の安倍前首相の退陣とリベラル色の濃い福田首相の登板のころからです。日中両国の主張に隔たりが大きい東シナ海のガス田共同開発問題にしても、安倍政権では秋までに日中協議に進展がない場合、試掘の前提となる漁業補償交渉に入ることを決めていましたが、これも福田政権になって「待った」がかかりました。自民党・民主党の保守派は、いつまで沈黙しているのでしょう?

民主党の小沢党首は、永住外国人に地方参政権を付与する法案を参院に提出し、自民、公明両党にくさびを打ち込む動きも見せているようです。小沢氏にかかると、こんな国家主権に関わる重要な法案も政局に利用してしまう。昨年11月に都内で開かれた在日本大韓民国民団(民団)主催の決起集会には、民主、共産、社民、新党日本各党の国会議員が出席。民主党の白真勲参院議員は「小沢一郎代表は積極的に賛成しており、党で反対する議員はいない」と気勢を上げていたようです。

この集会には、福田首相の義兄で、日韓親善協会中央会理事長の越智通雄元衆院議員も駆けつけて法案成立を訴えたほか、平成10年に最初に法案を提出した公明党の冬柴鉄三国土交通相と、自民党幹事長時代に法案を推進した野中広務氏も激励のメッセージを贈ったと・・・。

また、外国人参政権付与法案と連動しているとしか思えない人権擁護法案が通ってしまったら、人々は生き延びるために率先して、他人を「人権侵害」で訴えるという密告があふれるようになるでしょう。例え趣味のブログでも持てなくなります。なにしろ、どんな記事や言葉で人権を侵害されたと訴えられるか分からないからです。この法律が支配する日本はもう日本とは呼べません。言論の自由が存在しない国になり、巨大な秘密警察と強制収容所などが出来、恐怖政治が行われます。かつてのソ連が思い起こされます。日本人の粛清を狙ったものとしか思えません。この法案に熱心な古賀本部長は公認権力で自民党議員を縛るのでしょうかね。

2008年2月9日(土)「しんぶん赤旗」

定住外国人の地方参政権 共産党3議員あいさつ

立法化へ国会で集会


 在日本大韓民国青年会中央本部、定住外国人の地方参政権を実現させる日・韓・在日ネットワークなどが八日、永住外国人に地方参政権を付与する立法の実現を求める集会を国会内で開きました。日本共産党から穀田恵二、佐々木憲昭両衆院議員、井上哲士参院議員が出席し、激励のあいさつをしました。

 佐々木氏はあいさつで、「憲法九三条は地方公共団体の長、議員は、その地方公共団体の住民が直接これを選挙すると書いており、『国民が』とは書いていない。自治体を構成している住民全員が議員を選ぶ権利がある」と指摘。かつての日本政府によるアジアへの侵略戦争や、植民地支配に反対した日本共産党の歴史も紹介し、「みなさんが権利を回復する平和で民主的な社会をつくっていきたい」と強調しました。

 また穀田氏は、日本共産党が一九九八年に、選挙権(二十歳以上)と被選挙権(議会議員と市区町村長は二十五歳以上、知事は三十歳以上)を付与する法案を提案したように、永住外国人の参政権は被選挙権も認めるべきとしていることを紹介。井上氏は、「外国人参政権の実現は地方自治を充実させるもの」と激励しました。

 このほか公明、民主の議員もあいさつしました。

 集会では「外国人住民の地方参政権を一日も早く実現を」とするアピールをあげました。 永住外国人に地方参政権を付与する公明党の法案は、現在継続審議中ですが、民主党も今国会での提出を検討しています。

|

« アサヒる | トップページ | チベットを黙殺する人々 »

政治」カテゴリの記事

コメント

大変重要で、深刻な問題です。一旦、成立したらどんな重大な結果がでるか、それを議論してほしいです。そして、もはや、もう一度、廃棄する事はムリでしょう。乗っ取られた状態が出現しかねません。帰化すれば、政治に参加できるのですから。
 お仕事お忙しいのでしょうと、思って、ブログ見ていませんでした。通して拝読、勉強させていただきました。
「日中友好を望まない分子が・・・」って、もし日本人がこんなこと言ったら、一億総叩きになる・・・これは、単なる不満を抱えた不心得物が、毒物を入れたということとは、問題が本質的にちがいます。国家テロですね。何処へ飛び火するかわからない反国家・・・政治的には反乱です。この言葉が中国側から出たのに・・・過激に反応したのは私だけでしょうか???

投稿: 山口ももり | 2008年2月12日 (火) 08時50分

こんにちは
永住外国人に地方参政権を付与・・とんでもない。
国籍を取得せよ・・その覚悟が在るかどうかです。
私もニュージーランドの永住権はもっていますが、
分別はわきまえています。
(よそ者はよそ者です。)
国籍とは、そのくらい大変なもの・・
ダルビッシュなど日本の国籍を取り、堂々としたもの。
安全保障について日本人の認識は甘い。
もっと厳しい対応をしないといけないと思います。
しかし、外国人に医療費は納めてもらうのは当然ですが、年金まで払わせるのは・・如何なものかと思います。


投稿: kju96 | 2008年2月12日 (火) 16時37分

ももりさん、コメントありがとうございます。
外国人参政権と人権擁護法案についれ、産経の記者(阿比留氏)はブログで次のように書いてます。福田氏は『波風立てるのを嫌う』政治家であり、かつ外国人参政権を推進すると党内外の保守派の反発を買うことを承知しているので、当面はやる気がないと述べています。でも、福田氏本人が『最低4年はやる』と言っているように、長期政権になれば、外国人参政権付与も実行したいという考えを持っているようです。」
福田さんが4年もやりたいと考えていること自体驚きですが(だって就任当時、周囲に頼まれて仕方なく総理を引き受けたようなことを言ってましたし、何もしないことが彼の美学だし・・・)、この両法案に賛成であることにも驚きです。ただ、安倍前首相と対極の所にある政治家ですから、さもありなんです。小沢氏が訪韓して李明博次期大統領に会い、在日韓国人の参政権を「実現したい」と言ったこと、外務省幹部が「国益を損ねる」と怒っていたそうです。民主党、早く割れろと思ってしまいます。

投稿: ミーシャ | 2008年2月24日 (日) 14時34分

kju96さん、コメントありがとうございます。
ニュージーランドの永住権をお持ちなんですね。
小沢氏が訪韓して李明博次期大統領に会い、在日韓国人の参政権を「実現したい」と言いました。小沢氏は、日韓併合とは日本が韓国の意に反して強制したものという歴史認識で、その贖罪として在日韓国人に地方参政権を付与しようという発想のようですが、日韓併合は、独立を維持することに失敗した大韓帝国が、帝国主義時代に生き残るためには日本に併合してもらうしかないと判断したのであって、半島のすべての人が賛成していたわけではないにしても、大韓帝国の意向を受けて日韓併合に至ったのであり、日本が強制したわけではありません。小沢氏は党内を一つにまとめることができないまま外交に手を染めていますが、この法案に関しても民主内では反対派が少なからずいますね。今朝のサンデープロジェクトでも「あの人1人が・・・」と小沢氏が周囲から浮いているようなことが話題になっていました。
ダルビッシュ選手は日本人以上に自分の意見を持ち、はっきり発言してますね。大リーグに行くことなど考えたこともないし行く気がないとキッパリ!

投稿: ミーシャ | 2008年2月24日 (日) 14時42分

お忙しいのでしょうね。中国はチベットや雲南でも暴動。日銀総裁は決まらず。ミーシャさんの出番ですね。あなたならどんな事を書いてくださるのかしらって、お尋ねしました。お身体をお大事になさって、ご活躍くださいね。

投稿: 山口ももり | 2008年3月19日 (水) 10時18分

ももりさん、ありがとうございます。
このような有難いコメントをいただき、いつも励まされております。
先日まで、主要新聞がそろって日銀総裁の件では小沢民主党を批判してましたが、いまや「福田首相の無策と、小沢民主党の無責任な姿勢が、国民不在のあきれた迷走劇を生み出している」と、自民と民主の両方に呆れています。米国のマスコミでも日銀総裁の不在は大きく批判され、日本の国益を損ねていますね。
今回のチベット動乱については、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルの中国の専門家は「中国をめぐる人権侵害を声高に言いたくない雰囲気が各国政府にある」と指摘。西側諸国が中国政府の対応を声高に非難する姿勢はさほど見られず、中国経済の影響力の大きさが暗に示される形になったと。また、米政府が信用危機や米ドル下落という問題に直面している微妙な時期でもありますしね。約1兆5000億ドルの外貨準備を保有し、その大部分を米国債で運用している中国が米国債の購入をストップすれば、米ドルは一段と下がる可能性があるのだそうです。昨年12月には、中国の政府系投資ファンドである中国投資公司がサブプライムローンなどの評価損で多額の損失を出した米モルガン・スタンレーに対し総額50億ドルの出資を行っています。経済的に相互依存しているんですね。中国経済の影響力の大きさが窺えます。クリントン氏やオバマ氏も民主党ですから人権派ですが、中国政府の対応を声高に非難する姿勢はさほど見られません。

投稿: ミーシャ | 2008年3月20日 (木) 21時02分

この記事へのコメントは終了しました。

« アサヒる | トップページ | チベットを黙殺する人々 »