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チベットを黙殺する人々

昨日の朝鮮日報に、中国が国際社会の非難を顧みずにチベットを手離そうとしない理由が書かれていました。

中国の学界は、元の時代以来、「西蔵」(中国でチベットを指す言葉)は中国の一部で、唐、宋代以降に「蔵族」(チベット人)は正式に中国の「民族ファミリー」の一員になったと主張する。しかし、チベット人は「歴史的に中国とは漢族が住んでいた黄河流域の一部だけを指す言葉であり、チベットやモンゴルは伝統的な中国には含まれない」と見ている。双方はかつて対等な独立国家だった。

中国大陸を支配する宗教としてチベット仏教が奨励されていた
元代、清代についても、チベットは軍事的、政治的保護を受ける代わりに宗教的、思想的な支援を行った「対等な関係」と見るが、中国側は「冊封・朝貢関係」と解釈している(2008.3.19より抜粋)

ということは、元・明・清の時代に支配下におかれていた韓国は、最も今回のチベット問題を注視しなくてはならない国なのでしょう。韓国も中国の「民族ファミリー」の一員だったのですから。チベット以上に中国の支配下にあった韓国(チベットは明の支配下になく独立を維持)。しかし、韓国では政府が作った教科書以外を教科書と認めず、虚偽と捏造の反日教育をしてきましたから、韓国のマスコミも国民もチベット問題には冷淡です。よくわかってないのでしょうか。対岸の火事扱い。

中国の論理も滅茶苦茶です。現在の90%以上が漢民族という中国は、モンゴル人の王朝であった元の時代と、満州人の王朝であった清の時代には、支配される側の立場でした。その漢民族が元や清の時代を持ち出してチベットの支配を正当化するとは笑い話にもなりません。1959年に毛沢東がチベットを侵略するまで、漢民族がチベット人を統治したことはなかったのです。特に清の時代には、満州人独特の辮髪にしないだけで死刑になったほど。髪型だけで死刑にされた漢民族は奴隷状態だったことがうかがえます。中国の大義名分とは、こんな程度です。

昔から事大主義の韓国は、日本に対しては国を挙げて文句を言ってきますが、中国には大人しい。先の北京五輪の出場権を掛けたアジア予選「ハンドボール」問題では、中東の声として「韓国は、いつも文句ばかり言ってる」というのを聞きました。その韓国が、昔から中国には何も言えないで来たのは、中国と地続きだからです。それは誰もが認める理由です。日本だって中国と地続きだったら、今頃消滅していたかもしれません。だからといって史実を捏造することはありません。ロシアだって、1万人ほどのモンゴル兵に250年も支配されたこともありました。当時のロシアの農民は遊牧民族に「農奴」に落とされたのです。司馬遼太郎氏は、「ロシア人は動物のように暮らしていた」と表現。ロシアは9世紀末ごろに、やっと国家が誕生した若い国です(それまでは国をつくる余裕がなかったのでした)。9世紀と言えば、島国の日本では華やかな貴族文化が咲き誇っていた平安時代ね。日本は海に囲まれていて本当によかった。

一方、オーストラリアでは昨年、こんなことが!

南オーストラリア州を除いて、オーストラリア諸州は全て、流刑囚の労働力で建設された。流刑囚の移送は1868年まで続き、全部で約16万人が送り込まれた。その後一家に囚人の血が流れていることを恥じる時代が続いたが、現在ではむしろ誇りとされている。囚人としてであれ、看守としてであれ、第1回囚人移民船団でオーストラリアへ渡ってきた先祖を持つということは、メイフラワー号でボストンへ上陸した祖先を持つことに等しい名誉となったのだ。
   『THE NATIONAL GEOGRAPHIC TRAVELER オーストラリア』 より

中華思想とは、中国が世界の中心であり、その文化や思想が最も価値のあるものとし、漢民族以外の異民族の独自文化の価値を認めず、「化外の民」として教化の対象とみなす思想です。華夷思想ともいいます。周辺の異民族を、東夷(倭・朝鮮)とか、西戎(せいじゅう)とか、 北狄(ほくてき) 、南蛮などと呼びました。17世紀中期に、本来中華思想においては蛮族とされてきた女真(満州)族の清朝が明朝(漢民族)に代わって中原支配を確立させたことで、文明の担い手の定義が崩壊いしました。中共は儒教を強く否定し、公的イデオロギーにおいて中華思想は存在しません。毛沢東は中国は第三世界の一員であると述べていますね。

朝貢は、主に前近代の中国を中心とした貿易の形態で、中国の皇帝に対して周辺国の君主が貢物を捧げ、これに対して皇帝側が恩賜を与えるという形式。聖徳太子が「日出づるところの天子」が「日没するところの天子」にといって国書を送り、隋の煬帝を激怒させたという話がありますが、上記の朝鮮というのは、中国の属国の中でも当時の琉球やチベットよりも低い地位でした。国号「朝鮮」というのも、民王朝に選んでもらったり、清王朝が3年に1度の朝貢を求めたのに対して朝鮮側が1年に3度の朝貢を願い出たり。朝鮮が清に敗北した1636年から1881年までの244年間の間に、朝鮮から清への朝貢はなんと500回を超えるといいます。

天朝の朝賀の席では、千官が赤色の礼服を着ていたのに対し、 朝鮮の使臣だけは異色の丸首の衣。琉球の使臣は籠に乗って宮廷に入るのに対し、朝鮮の使臣は籠に乗ることを禁じられていたことが「渓陰漫筆」に書かれているそうです。そして、李朝時代の臣民は琉球以下の扱いを受けたと嘆いている(黄文雄『韓国は日本人が作った』徳間書店) 。日清戦争で日本が清に勝利し、やっと清は朝鮮が独立国であることを認めました(下関条約第一条)。が、それまでは朝鮮には、貨幣の鋳造権もなく、細かく定められた貢品以外に毎年、牛三千頭、馬三千頭、各地の美女三千人を選り抜き、清国に朝貢することが義務づけられていました。国内の事件は全て清の皇帝に報告しなければならない。 朝鮮国王は清の使節をソウル城門まで出迎えなければならない。現在ソウルの城門のあった場所には独立門というものが建てられましたが、昔その場所には迎恩門という門があり、それは「朝鮮王が9回頭を地面に叩きつけて擦りつけ、ひれ伏して清の使者を迎える」という屈辱的な隷属の象徴の門。この迎恩門で朝鮮の国王が土下座して出迎えたのは、中国の王ではなく中国の使者。朝鮮はそれほどまでに国家として下にみられていたようです。 朝鮮国王が宗主国の清国皇帝に奉呈した貢文に気に入らない言葉がたった一つあっただけで、朝鮮国王は銀1万両を罰金として払った上に、年貢への見返りを3年間停止するという厳しい処罰を受けています。

韓国だけでなく、日本でもプロ市民のように日頃「人権」「人権」と騒いでいる人々が、何も抗議行動もしないのがおかしいですね。ソ連が崩壊したさい、ソ連共産党の機密文書が公開され、小田実らの「ベ平連」や日本社会党にソ連から工作資金が流れていたことが判明しました。チベット問題を黙殺している人権団体や平和団体は、中共から工作資金でももらっているのか? 共産党や社民党の議員まで、チベットを黙殺する気か?

【正論】チベット騒乱 国際教養大学理事長・学長 中嶋嶺雄
 産経新聞 2008.3.20

周知のように中国は1950~51年、朝鮮戦争に世界の注目が集まっている中、「チベット解放」という名の侵攻と占領を行った。1965年以後は、チベット自治区として今日にいたっている。

チベット人はもちろん一貫してそれに抵抗してきた。そのピークが59年の「チベット動乱」である。しかし、中国の人民解放軍は徹底的な弾圧を加えた。富裕層や地主らを公衆の面前で銃殺に、あるいは生き埋めにし、僧侶を撲殺、焼殺するなどして、動乱を鎮圧したという。多くのチベット人が難民としてインドに逃れ、ダライ・ラマ14世もヒマラヤを越えての亡命を余儀なくされた。

折しも来る5月中旬には、胡錦濤主席の来日が予定されつつあり、いわゆる親中派の福田首相は、毒入りギョーザ事件東シナ海でのガス田開発の問題などの決着もないままに、日中平和友好条約締結30周年を記念して日中友好の大がかりな首脳会談を開こうとしている。

さて、中国をどこの国が攻めると考えるのか、中国の軍拡が止まりません。中国の軍事費が20年連続で毎年2ケタの伸びを示していることや、その不透明性が世界で問題になっています。実際には公表額の3倍とも言われています。中国は短距離弾道ミサイルはすでに500基が配備を完了しており、生物化学兵器、地雷の保有数は世界最多! 日本向けには核弾頭搭載(広島原爆の30倍)のものが24基も含まれているそうです。日本は中国の仮想敵国なんですね。かつて中国の李鵬首相がオーストラリアの首相と会見した時、「2020年には日本という国はこの地上から姿を消している。日本のことは考えなくても良い」と放言。日中両国の主張が対立する東シナ海ガス田問題に関する日中協議で、日本側が国際裁判所に結論を委ねることを提案したのに対し、中国政府高官が「裁判に訴えたら日本が勝つだろう」と指摘。国際法上は日本の主張の方に理があることを事実上認めていたことが分かりました。その上で高官は「(裁判で)日本に負けるわけにはいかない」と述べ、国際裁判手続きに入ることは強く拒否したといいます。近年の判例は、境界画定に中間線を採用してますからね。韓国も竹島問題では、国際裁判手続きに入ることは強く拒否。負けることが分かっているからです。語るに落ちた韓国と中国なのであります。私たちは、そのような国々がお隣に存在することを自覚しなければなりません。中川昭一・前政務調査会長がかつて「日本が中国の増える軍事費支出で、20年内に中国の一省に転落する危険がある」「2010年が過ぎれば非平和的方法を追求する可能性がある」「台湾が中国の完全な統治下に入ればその次は日本になる」と発言しましたね。チベットの現況、他人事ではありません。隣国で起きていることです。その隣国はヒトラ-のごとく膨張主義をとっています。米国に、太平洋を分割し米国がハワイ以東を、中国が同以西の海域を管理してはどうかと提案する国です。米国が東アジアの主導権を中国に譲りつつある今、中国がアジアの名実共に盟主となった時が危ない。中国は、世界の非常に多くの国と場所に、華僑という形でのナショナル・インタレストを持っていますしね。近い将来、日本も中国に呑み込まれていくのでしょうか? チベット問題は、台湾や日本や韓国など周辺諸国にとって重大な出来事です。

さて、韓国では昨年から、パチンコが禁止されたことをご存知ですか? パチンコは中毒性があり、依存者が増えると国力低下を招くというのが理由です。パチンコはアヘンか!? ところが、李明博(イ・ミョンバク)次期大統領(当時)が、2月21日に訪韓した民主党の小沢一郎代表ら一行と会談した際、在日本大韓民国民団の代表らが地方参政権を韓国人にも付与してほしいので小沢氏に会ったらお願いしてほしいと頼み、さらにパチンコ産業の規制が変わり、事業を行っている在日同胞らが苦境にあると聞いたことにも言及し、関心を持ってほしいと申し入れたそうです。自国で禁止したものを日本に住む同胞のために規制緩和しろと言ってます。小沢氏はパチンコ産業について、「帰国次第、民団側の話を聞いてみたい」と。なぜ、パチンコが韓国で禁止になったことを話題にしないのでしょうね~

中国も韓国も最近は、日本に「友好」という言葉で外交を展開しようとしてしますが、これは「反日」政策よりも手ごわいかもしれません。なぜなら、「日本の政治家は特に中国に弱い。日本の国会が「親中派はいくらでもいるが、親米派と言える議員はいない」(在日米軍筋)と言われる状況なんだそうです(産経新聞の阿比留記者ブログより)。どうして日本の政治家は中国共産党政府が好きなんでしょうか? 理解に苦しみます。国民感情を逆なでする、もはやKYですね。米国も酷いことする国ではありますが、中国よりはマシでしょ~ 特に、河野洋平・福田康夫・野田毅・二階俊博・加藤紘一・山崎拓・高村正彦氏など、まるで中国に弱みを握られているから中国の言いなりになっているのかと思うほどの親中派・・・中国の当局が日本に送り込んだ女性スパイはかなり多いそうですからね。一昨年の海上自衛隊の一等海曹が内部情報を持ち出したうえ中国に無断渡航していた事件(この自衛官も後に自殺)が思い出されます。福田政権になり、親中派と北朝鮮融和派が息を吹き返しました。左翼的メディアに煽られて安倍政権を潰したツケが徐々にまわってきてます。日本の政治家は与野党ともチベット問題を考え、語るべき。

昨日の日本経済新聞の社説には、「国民不在のあきれた与野党の迷走劇」という見出しで日銀総裁人事の件が書かれていましたが、「福田首相の無策と、小沢民主党の無責任な姿勢が、国民不在のあきれた迷走劇を生み出している。」と。全く、その通りです。

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コメント

こんばんわ
今、東京で仕事しています。
連日、会議が朝から夕方まで続いていますが、まるで国会と同じで、マニュアル会議。福田政権のようです。
仕事は九州エリアで発売する新商品戦略。
九州で販売するのに、九州支社からは参加は1名、後は本社の写真7人、外部が4~5人。九州は私と2人だけ・・・九州不在の会議・・国民不在の政治と同じだな~と皮肉を込めて挨拶しました。
本社や専門化が1週間福岡に来れば・・ヒット商品を作れるのではないですかと・・さらに皮肉を。
しかし、ヒット商品は、もしうまく行けばの話しで、新商品を作る事で、現状維持・定番シェアの確保が出来れば
良いと・・・ヒット商品より安定的な商品供給・・私への受注も実績重視との事・・仕事が面白くない・・・反動で夜は飲み会が続いています。
こいつらは、私を選んだ事で満足で、冗談ですが、法外に近い金額定時でもOKです。
これが、大手日本企業の側面です。
マニュアル化、官僚化した日本の実態です。
会議で、チベット問題など議論しても良いのではないか
・・熱くならない日本人。近隣の話しですよ。
韓国の情勢、中国のオリンピック。・・そんな所からヒット商品は生まれるのではないかと・・思っています。
個人的な話になり、申し訳ありません。
チベットの独立を推進する一人として、何が出来るか・
真剣に考えています。同じアジア人として・・行動すべきだと思います。チベット独立の支援しているNGOなどへの協力をしようと思っています。
中国には、不満が沢山あるので、近々書き込みます。

投稿: kju96 | 2008年3月21日 (金) 02時47分

じっくり拝読。ジワジワと日本の領土も蚕食するつもりらしい中国。しかし、国土が大きすぎるからこそ問題が起きるという一面もあります。オリンピックが終わり、都会へ出てきてしまった農村人口が一斉に失業した時、どうなるでしょうか。世界中へウジャウジャとは這い出していく事は必定。なのに、ヴィサなしで、参政権まで???犯罪者には甘く、まるで保護施設です。世界中の都会には中華街があります。ドエライ問題になりそうな・・・
 オオストラリア人の友人、ご先祖様をしらべたら、罪は「万引き」それも、パンですって。アイルランドの飢饉は大変な惨状だったと聞いています。「レ・ミゼラブル」みたいと思いました。いつ、又、起こっても不思議は無いですね。

投稿: 山口ももり | 2008年3月21日 (金) 11時37分

kju96さん、お疲れのところコメントありがとうございます。精力的にお仕事をなさっているご様子、愚痴りながらも生き生きしていらっしゃるような(笑) 私の方も、週に1回は研修会と打ち合わせ会という会議があり、半分寝てます(苦笑) コンプライアンスが今までスムーズにはかどっていた仕事を難しくしてます。弊害の方が大きいです。個人情報も弊害が大きいですね。
政治不信が続いて、日本は海外からも「経済大国第二位の日本に、日銀総裁が不在とは」などと笑われてますね。次回のG7には副総裁では出席出来ないという話も出てますね。やはり、ねじれ国会はダメです。政界再編しかありませんね。台湾の総統が決まり、ますます中国が台湾を呑み込みそうな勢い・・・日本への影響が懸念されます。産経新聞など大きく取り上げてますね。kju96さんのNGOへの協力、期待してます。中国への不満、記事も是非読ませていただきます。お体にお気をつけて下さいね。

投稿: ミーシャ | 2008年3月24日 (月) 22時25分

ももりさん、コメントありがとうございます。
オーストラリアのお話、私も聞いたことがあります。凶悪な犯罪ではなく、盗みの罪でもオーストラリアに流されたとか。そういう時代だったんですね。
確かに中国はこのまま順調に伸びていくかどうか分かりませんね。問題が多過ぎます。民族問題もその一つ。少数民族とはいえ中国は多民族国家で、歴史的にもさまざまな民族が王朝をつくり君臨してきました。中国4千年の歴史と言っても、漢民族だけがずーっと支配してきたわけではないですね。そこが日本とは全く違った歴史です。いつ漢民族が支配者から転落するか分かりません。コソボでも民族間の争いが火を吹きました。欧州とロシアが対立してますね。チベットや台湾問題で中国も国の東西で問題を抱えています。ソ連のように分裂して崩壊するかもしれません。本当は米国のように民主化して連邦制をとるのが良いのでしょうね。胡錦濤主席の力もどの程度か疑問です。中国産毒入り餃子問題では、中国に問題がないというあの発表に胡錦濤が激怒したらしい・・・一枚岩ではなくなってきています。今までも反日政策などとらざるを得ない中共政府は常に無理をしてきたとも言えます。今後、エネルギーも世界的な問題、中国は13億の国民を養っていけるのか・・・日本は大型の原子力発電所を作れる唯一の国ですから、エネルギー外交では強いと思います。

投稿: ミーシャ | 2008年3月24日 (月) 23時06分

そうですか。エネルギー問題には強い。そう、水が豊かっていうことも。でも。みんなが余りにも無用心ですよね。それに、どうやら敵の回し者かと思えるようなおヤ・サ・シ・イ・・・???方々が政治家にも多いのが悔しく怖いです。

投稿: 山口ももり | 2008年3月25日 (火) 09時51分

ミーシャさん、お久し振りです。

チベット問題は、多くの日本人と同様に私も少し勉強不足でした。
1840年のアヘン戦争以来、帝国主義列強が中国侵略に乗り出し、イギリスの策略等に翻弄された後1951年、中央政府とチベット地方政府との間では、「チベット平和解放の方法に関する中央人民政府とチベット地方政府の取り決め」が調印された様ですね。
その後、中国で社会主義化が急速に進むとともにダライ・ラマを擁する民衆と外国の反中国勢力団体が警戒感が高まって1959年、弾圧に抵抗する民衆が首都ラサで民衆がノルプリンカ宮殿を取り囲み、最大のデモを行う「ラサ決起」に出ましたが駐留していた人民解放軍に鎮圧されました。これが後に「血塗られた金曜日」と呼ばれた事件です。
「文化大革命」の間、チベットは中国のその他の地方と同じように、信仰の自由が妨害され、多くの宗教施設が壊されたが、近代、修復されている様なのですが、今日に至っては、中華思想が成立したと思われます春秋戦国時代と現代とは、大きな隔たりがあるのは当然な事で、漢民族の移によるの同化政策等、その未熟にも思える政治と経済発展のギャップは、今後の中国国内にも深い影を落とす事になるでしょうね。

投稿: SUKIPIO | 2008年3月31日 (月) 18時21分

ももりさん、コメントありがとうございます。
エネルギー需要の急拡大、温暖化対策などによって
原子力発電所の見直しが進行中で、原発ブ-ムが再び世界中で起きているそうです。原発は温暖化ガスの排出がほぼゼロですからね。エネルギー問題の主要テーマは電気と熱。そして、これを大量に供給できるのはやはり原発。電力の供給不足を解消するために米国でも、今後10年以内に大型原子力発電所を100基以上建設しなければ増え続ける電力需要に応じられないそうです。とりあえず10兆円をかけて、33基もの原発を各地につくると。そのうち18基を日本の企業である東芝が受注。DVDHDの撤退問題で話題になった東芝ですが。ただ、米国内に原発のノウハウを持つ企業がほとんどないので今後のケアが大変らしいのですが、米国で原発マーケットを掌握すれば、世界市場でリーダーシップをとれるようです。1979年に米国のスリ-マイルス島事件が起き、1986年にソ連でチェルノヴィリ原発事故が起き、原発の危険性が世界中を震撼させ、先進工業国で原子力部門からの全面撤退が進みましたね。結果的に、世界中でその技術を継承してきた国は日本だけになりました。いまや日本の電力の三分の一は原子力になっています。しかも原子力は「プルサーマル(和製英語)」に移行しようとしているそうで、プルサーマルというのは、通常使われるウラン燃料にプルトニウムを加えた混合燃料を熱中性子炉(軽水炉)で燃焼させる技術。このプルサーマルの技術では日本が断然優位に立っていて、巨大原子炉用の部品などに関しては、日本の企業の独壇場なんだそうです。現に世界各国からオファーが殺到している! 現在世界中で大型原発の建設技術を持っているのは日本の大手3社で、三菱重工・日立・東芝しかないそうです。鋼材も、ほぼ日本が独占。330トンの原発の心臓部に使われる鋼材は、世界の80%のシェア。熟練の技術者が、プレス機で円筒形にする。テレビで見ましたが手旗信号を駆使したりする! 伝授しようにも外国人には出来ない技のように見える(笑) ともあれ、これから日本の3社が中心になって、米国やロシア、ドイツ、中国ほか東南アジア、アフリカ諸国など世界中の原発をつくることになるようです。
また、3社以外でも、パイプラインなどの技術を持っているのは新日鉄と住友金属にかぎられるとか。日本はこれから数世紀にわたって原子力発電をリードしていく役割を担っているのでしょうか。最近のロシアはエネルギー資源を持っているので威勢がいいですね。
そのロシアも、自力では原発を建設できなくて、日本の技術提供が不可欠という。資源のない日本にとっては、まさに蓄積してきた技術力をでもってエネルギー外交が出来るチャンスが到来したのでしょうか。原発一基あたり3000億円。新に生まれる市場は40兆円となる・・・。

問題は、二つ。原発の技術を提供していくうえでの平和利用の問題があります。原発技術は核兵器製造の技術に直結するので、平和利用の確保が重要。世界で唯一の被爆国である日本は、各国に軍事目的に流用しないように交渉していく必要があります。
核実験を強行し核拡散条約に批准せずIAEAの査察も拒否しているインド、軍事用と原発用の核利用の区分が曖昧なロシアなど核保有国との交渉。核廃棄物の保管や管理に関してもリーダーシップがとれるか。

投稿: ミーシャ | 2008年4月13日 (日) 19時47分

リンクプロジェクト参加のお誘いです。

はじめまして、言葉の輪、と申します。
私たちは今、中国のチベット弾圧に対し、抗議の意思を持ってらっしゃる方のサイト・ブログをご紹介するリンク集を作成しています。
心に残ったこと 様のサイトを、リンクプロジェクトにてご紹介させていただきたく、お願いに参上いたしました。

想いを、つなげたい、チベットへ
URL http://prayertotibet.blog.shinobi.jp/

何卒ご許可をよろしくお願いいたします。

投稿: 言葉の輪 | 2008年4月26日 (土) 16時20分

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